カトリック立川教会は東京の西に広がる多摩地域の中ほどに位置し、最寄りの立川駅は青梅線・南武線の始発駅であり、JR中央線・中央本線、多摩都市モノレールも乗り入れる庶民的で買い物に便利な町の一角にあります。日本語だけでなく英語、スペイン語のミサも行われています。
沿革
1947年(昭和22年)1月に、国立市に住む信徒の家の一室を借り、表に「八王子カトリック教会国立分教会」の看板を掲げ、毎月第一日曜日にミサが捧げられたのが始まりです。
このミサに集まった信徒は13世帯、20数名でした。その後、当時の八王子教会の西田佐市主任司祭と先達たちの並々ならぬ努力と熱意が実を結び、八王子教会から独立した小教区として、1952年、現在の地で米軍のカマボコ兵舎を譲り受けての出発となりました。
1954年に待望の聖堂が建ち、守護の聖人に建堂一週間前に列聖された『聖体の教皇』といわれた聖ピオ十世をいただきました。聖堂建設にあたって、ケルン教区から寄付をいただき、米軍横田基地の信徒さん達からは聖堂内の椅子が送られました。1992年に新聖堂に建て替えられ、現在に至っています。
1955年から、セントメリー保育園を運営し、保育事業を通して、地域社会に奉仕する「開かれた教会」として歩み続けました。しかし、残念ながら新聖堂建て替えの時に閉園し、建物は司祭館兼信徒会館として利用されてきましたが、建築後40年余りが経ち老朽化は免れず、2008年、建て替えのための建設献金が始められました。主任司祭チェレスティーノ神父はじめ、歴代の司祭たちや信徒たちの念願がかない、2013年11月10日、岡田武夫大司教司式により、新司祭館・信徒会館の落成記念ミサが執り行われました。
教会の基礎を固められた初代主任司祭の塚本金明神父を始め、歴代の主任司祭・助任司祭の尽力、そして神様のお恵みによって数多くの聖職者が輩出されました。
多摩ブロック時代には、事務局教会として、またその立地条件から青少年の活動拠点のひとつとして、多くの青少年の育成に関わってきました。
歴代主任司祭
在任期間 | 主任司祭名 |
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1954年~1976年 | 金口ヨハネ 塚本 金明 |
1976年~1988年 | アントニオ 藤岡 和滋 |
1988年~1995年 | パウロ 古川 正弘 |
1995年~2001年 | ペトロ 岩橋 淳一 |
2001年~2011年 | フランシスコ・ザビエル 辻 茂 |
2011年~2014年 | チェレスティーノ・カヴァニャ Celestino CAVAGNA |
2014年~2016年 | 教会管理者:フランシスコ・ザビエル 辻 茂 |
2016年~2022年 | ヨゼフ 門間 直輝 |
2022年~ | アブラハム 荒川 博行 |
主任司祭
主任司祭
アブラハム 荒川 博行 神父
Abraham Hiroyuki Arakawa
1968年 | 大阪生まれ |
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1991年 | ICU卒 |
1992-93年 | 教皇庁聖書研究所予備課程終了 |
2000年 | 東京カトリック神学院卒、司祭叙階、西千葉教会助任司祭 |
2003年 | NYU International Trauma Studies Program 終了 |
2004年 | 徳田教会協力司祭 |
2006年 | 梅田教会主任司祭 |
2022年 | 立川教会主任司祭 |
説教原稿は事情により終了しました。ありがとうございました。
教会運営組織
障がいのある方へ
スロープ
聖堂の出入り口はゆるやかなスロープ状で、支障なく車椅子で出入りできます。
車椅子用トイレ
ホワイエ左手奥に設置してあります。大人の重度障害者介助のためのベッドは信徒ホール1Fにあります。事務室にお声をかけてください。
集団補聴システム
ミサの際に補聴器の貸し出しを行っています。
補聴器は、祭壇に向かって右側前方に置いてあります。
必要な方は、各自で借り出し、使用後は元に戻してください。
※衛生面を考え、イヤホンは各自でご用意していただきたいと思いますが、教会でもご用意できますので遠慮なくお申し出ください。